研究・ボランティア活動

TCV(Tibetan Children`s Villages Gopalpur)のグランドから望める4000m級のヒマラヤ山脈


 2004年からインド難民部落(Tibetan Children`s Villages)を拠点に海外での医療ボランティアを展開しています。あま労働衛生・精神保健コンサルタントオフィスの研究業務の一環として2004年に1年間ゴパルプールで医療ボランティアをし、その後は毎年3~4月新年度開始時期に訪問しています。


TCV(Tibetan Children`s Villages)とは

 1950年代に始まった中国によるチベット弾圧により1959年インドへと亡命したダライ・ラマ法王の後を追いインドへと亡命した子供たちのための学校としてつくられたものです。インドの各地に8つの主な学校があり、幼稚園から高校(一部中学校まで)まで運営しており、中国チベット自治区からの亡命者やその子供たちの教育をしています。
インド政府から正規の学校として認可されており、高校卒業後は大学進学も可能です。

ゴパルプールTCVについて

 ゴパルプールTCVは1997年に設立された学校で、現在約1200人の生徒が在籍しています。当初は中国チベット自治区からの亡命者とインド生まれの2世、3世が主体でしたが、現在では亡命チベット人は減り、ネパール、ブータンからチベット人が多くなっています。また海外移住したチベット人の子供たちがチベット語やチベット文化学習のための1~2年の留学、さらにTCVの教育に興味をもったインド人の入学もみられます。
村の約9割は子供たちで、中学生まではホームマザーの世話を受けながら20~30人で1軒の家で生活しています。食事等含め身の回りのことは子供たちが自分自身で行っています。高校生は村内の寮生活になります。 村の目的は子供たちに勉強をさせることですので、その教育方針は厳しいものですが、心身共の発達を目指し各種スポーツ大会、祭り、映画鑑賞会等各種のイベントが催されています。



ページ下にはインドでの活動時の写真を掲載しております。現地の雰囲気を味わってください。
ボランティア参加等に興味のある方はお問い合わせページ記載のE-mailにてお気軽にご連絡ください。